最近、学校検診で虫歯と言われた、
歯石がたまっていると言われた、
歯並びを診てもらったほうが良い、と言われた など
学校検診で指摘されて、歯医者にくる子が多いです。
例年なら春と秋に学校検診を行っていましたが、
コロナの影響で、春の検診は中止となり、
今年は秋だけ検診を行うことになりました。
私は補佐医として、岩園小学校と精道小学校、
そして保険担当医として緑保育所に、検診に行ってきました。
ただ、こちらでもコロナの影響で、例年とは形式が
一部、 異なっていました。
一番違っていたのが、フェイスシールドをつけることです。
マスクをし、かつフェイスシールドをすることで、
少しでも飛沫感染を予防するためにフェイスシールドを
着用しながら検診を行いました。
また、場所によっては、検診場所を例年と変えて、
少しでも密にならないよう、工夫しながら
検診を行うところもありました。
また、適宜アルコール消毒を行ったり、
グローブの交換などを行い、
クラスターが発生しないよう、工夫しながら
検診を行いました。
これだけの準備をして頂いた、学校や保育所の方々は
例年以上に大変だったと思います。
おかげさまで、スムーズに検診を行うことが出来ました♪
この場を借りて、お礼申し上げます。
(ここからは私の独り言です(笑))
世間に目を向けると、以前ほどではないですが、
コロナのことを報道されたりしていて、
以前、コロナの影響は残っています…
最近では、コロナとインフルエンザの同時流行、
いわゆる「ツインデミック」に備えましょう!
という報道すら見かけます。
歴史や過去のデータから見てみると…
2種のウイルスの同時流行は、
ある意味、難しいのでは、と言われています。
多分、私の過去のブログに記載があったと思いますが、
「ウイルス干渉」という言葉があります。
これは、2種類のウイルスが同時に増えることがなく、
片方のウイルスが増えれば、もう片方のウイルスが減ってしまう、
という現象をさします。
直近で言うと、2019年のインフルエンザの患者数の激減が
このウイルス干渉(知らない間に、既にコロナが流行していた)が
起きていたのではないか?と言われています。
さらに最近のデータを見てみると、
今年の9月のインフルエンザの患者数が、
去年より激減している、という報道がありました。
この原因として、コロナの対策でアルコールやマスクを
した結果、インフルエンザも予防できたのでは?
と言われています。
これはこれで正しいと思います。
ただ、それだけではなく、コロナとインフルエンザの
ウイルス干渉が起きている、と考えれば
納得できる結果だと、私は思っています。
結局のところ、昔から言われている
手洗いやうがい、そういった清潔なことを心掛けることで
インフルエンザやコロナが予防できるのではないか、
と思いますので、ぜひ皆さんも手洗いうがいをしっかり行いましょう。