前回のブログに続き、今回も新型コロナウイルスに関して
書かせてもらおうと思います。
7月に入ってから、新型コロナの感染者が増え、
全国的に見て、新規患者数が1日400人を超える日も出てきました。
(ちなみに、4月のピーク時には、1日700人を超える日もありました)
ただ、以前のブログでも書かせてもらいましたが、
「withコロナ」の生活様式として、また、「集団免疫獲得」の点で、
さらには経済を破綻させないためには、
今の状況では、日本全体的な自粛はあり得ません!!
感染者数が増えたのは検査数が増えたからで、
5月と比較すると10倍以上に増えています。
検査数は10倍以上増えているのに、
患者数は4月の頃と変わらない、
しかも、いまは新宿だけでなく池袋なども含めて
東京の夜の街関連と言われるところで、
若者が無症状だけど検査して、陽性の結果が出る、
という事実もあります。
(陽性が出れば10万円もらえると、若者は喜んで検査し、
陽性の結果に喜んでいると聞いています…)
そして現在、「Go toキャンペーン」を政府が
実施しようとしているところですが、
地方自治体や大阪の吉村知事が
Go toキャンペーンの実施に慎重な意見を出しています。
Go toキャンペーンに関しては、私個人の意見は
吉村知事と一致していました。
吉村知事は言っていたのは、
<Go To キャンペーンが社会経済の活性化のために
必要ということは分かる。
と理解を示した上で、感染拡大への懸念から
「やるとしてもいきなり全国ではなく、
近隣県など小さい単位から始め、
感染の様子を見ながら全国に広げていくべきだ>
という内容でした。
(結局7月16日現在、東京以外で適応になりましたね…)
また、以前から申し上げている、
「70歳以上の高齢者」や「基礎疾患がある方」への
行動規制や自粛は必要だとも考えています。
どうしても「70歳以上の高齢者」や「基礎疾患がある方」が
新型コロナに感染した場合、重症化しやすかったり、
場合によっては死に至ることも考えられるからです。
あと、我々自身が気にしなければいけないのは「3密」です。
改めて「3密」について考えてみると
・換気の悪い密閉空間
・多くの人が密集する場所
・近距離での会話、発生
この条件を満たす場所に、新型コロナの感染者がいて、
マスクをせずに大声を出したり、思いっきり咳き込んだりした場合に
その場所(密閉空間)は新型コロナウイルスに「汚染」してしまいます。
「汚染」した空気を吸った方の中には、「感染」してしまう方も出てくるでしょう…
なので、マスクをする意味と考えると、自分が知らない間に
新型コロナに感染していたとして、
少しでも飛沫感染を防ぐためにマスクをする、
これは意味があるかもしれません。
しかし、いつでもどこでも外出するならマスクするとか、
場合によっては自分一人で運転しているのに
マスクをしているとか…
何も考えずにただマスクをすればいい、
という考えの人がとても多いのでは? と思ってしまいます。
実際、この暑い夏の状況でもマスクをしている方が多く、
時には小さな子供までマスクをしています…
私自身は診療中はマスクをしていますが、
運転中や一人で外出する場合は、あまりマスクをしません。
飲食店への入店や飛行機に乗るときなどで、
マスクをしていないと入れないお店などは
仕方なくマスクします(いつでもマスクは常備しているので)
これからもっと暑くなってくると、マスクしながらだと
熱中症の心配も考えなければいけないので、
是非とも、どういったときにマスクをするべきか、
自分自身のルールを作っておいた方が良いと思います。