オフィスホワイトニングとは？メリットとデメリット

オフィスホワイトニングは歯科医院で施術を受けるホワイトニング方法です。

歯科医師や歯科衛生士のように資格保有者に施術してもらえるので、安心してホワイトニングを受けられます。

短期間で白くなることから、結婚式などの大事なイベント前にホワイトニングを希望する人におすすめです。

本記事では、オフィスホワイトニングのメリット・デメリットや施術後の注意点についてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

オフィスホワイトニングとは？

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって行われるホワイトニングのことです。

漂白成分のある過酸化水素という成分を含むホワイトニング剤を歯の表面に塗り、特殊な光を当てて、歯を白くします。

1回の施術でもある程度の効果がありますが、希望の白さになるまで一般的に3〜6回ほどの施術を受けるケースが多いです。

オフィスホワイトニングは自宅で患者さん自身が行うホームホワイトニングと比べると、国家資格を持った専門家が施術するため、効果の高いホワイトニング方法といえるでしょう。

オフィスホワイトニングのメリット

オフィスホワイトニングのメリットは、以下の4つです。

• 施術だけで良い
• 短期間で効果が得られる
• 国家資格を持つ専門家に施術してもらえる
• 口内環境の改善や虫歯予防になる

施術だけで良い

オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を受けるだけで効果が得られるので、ホームホワイトニングのように自分で行う必要がありません。

1回30〜60分ほどの施術時間が必要となりますが、2〜3週間ほどマウスピースを装着するホームホワイトニングと比べると、拘束時間は少なくなります。

オフィスホワイトニングは自分で行う必要がなく、施術を受けるだけで効果が得られるので、ホームホワイトニングは面倒と感じる方におすすめです。

短期間で効果が得られる

オフィスホワイトニングは、1回30〜60分の施術を最短3回ほど受ければ効果が得られるので、短期間で効果が得られるという点は最大のメリットといえるでしょう。

ホームホワイトニングは、2〜3週間ほどの期間が必要であることと比較してもその差は歴然。

結婚式などの大事なイベント前に短期間で歯を白くしたいという方には、オフィスホワイトニングがおすすめです。

国家資格を持つ専門家に施術してもらえる

オフィスホワイトニングを行うのは、国家資格を持った歯科医師や歯科衛生士であるため、白さにムラが出る心配は少ないです。

資格保有者が在籍しないホワイトニングサロンと比べ、専門家に施術してもらえる安心感があります。

また、万一ホワイトニング中に知覚過敏が起きたり、不測の事態が生じたりしても、歯科医師や歯科衛生士が在籍しているためすぐに治療が受けられるのも1つのメリット。

オフィスホワイトニングは、確実な効果を得たいと思っている方に適した方法といえるでしょう。

口内環境の改善や虫歯予防になる

ホワイトニング前には口腔内の診察や治療が行われるため、口内環境が改善や虫歯予防にも効果的です。

虫歯がある状態でホワイトニングをするとしみやすく、歯石や歯垢が付いた歯では、ホワイトニングの効果が十分に発揮されません。

そのため、事前に口腔内の状態をチェックし、虫歯治療や歯石除去が優先されます。

ホワイトニングをするには口腔内に問題がないことが前提なので、口内環境の改善や虫歯予防につながるのもメリットといえるでしょう。

オフィスホワイトニングのデメリット

オフィスホワイトニングにはメリット以外に、4つのデメリットがあります。

• 色戻りが早い
• 費用がかかる
• 通院する必要がある
• 紫外線アレルギーの場合は注意が必要

色戻りが早い

オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと比較して、色戻りしやすいといわれています。

嗜好品などによる個人差はありますが、ホワイトニング後3ヶ月を過ぎた頃から徐々に色戻りすることが多いです。

白さを保つには定期的に施術を受ける必要があることを理解しておきましょう。

費用がかかる

オフィスホワイトニングは1回の施術にかかる費用の相場が1万円前後となり、3〜6回の施術を受けると金額は高くなります。

施術を受ける回数によっては、ホームホワイトニングよりも割高になることも。

ホワイトニングの費用は歯科医院によって違うため、施術を受ける前には確認しましょう。

通院する必要がある

オフィスホワイトニングは歯科医院で施術を受けるため、通院が必要です。

数回の通院が必要となるため、通院する時間が確保できない人にとってはデメリットとなります。

また、人気の歯科医院だと希望の日に予約が取れないこともあるので注意しましょう。

紫外線アレルギーの場合は注意が必要

オフィスホワイトニングは紫外線に似た波長のライトを使っているため、以下の条件に当てはまる人は注意が必要です。

• 紫外線アレルギーの人
• 紫外線アレルギーを誘発する薬を飲んでいる人
• 紫外線に注意が必要な美容施術、レーザー治療、レーシック手術を受けている人

不安があれば、カウンセリング時に相談することをおすすめします。

施術後の注意点

オフィスホワイトニング後は、効果を発揮させるために以下の注意点を守りましょう。

• 施術後の飲食制限
• コーティング剤が配合された歯磨き粉を使う
• 定期的にメンテナンスを受ける

施術後の飲食制限

ホワイトニング後は歯に飲食物の色素がつきやすく、酸にも弱いので48時間は以下の飲食物は控えましょう。

• 色の濃い飲食物
• 喫煙
• 酸性の飲み物

色の濃い飲食物として代表的なものは、カレー・コーヒー・赤ワインなどです。

喫煙の習慣がある場合は、控えた方が良いでしょう。

酸性の飲み物には、炭酸飲料・柑橘系の飲み物・スポーツドリンクなどが挙げられます。

せっかくホワイトニングで白くなった歯に着色してしまわないよう、これらの飲食物は48時間は控えましょう。

コーティング剤が配合された歯磨き粉を使う

汚れの付着を防いでくれる成分が配合された歯磨き粉を使うことで、歯の表面がコーティングされ、色戻りのスピードが緩やかになります。

• DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液(PCA)
• カオチン化セルロース

上記の成分が含まれた歯磨き粉を使うと、着色しにくくなりますので日頃の歯磨きに取り入れることをおすすめします。

定期的にメンテナンスを受ける

白さを保つためには、日頃のセルフケアと定期的なホワイトニングが効果的です。

色戻りのスピードには個人差があり、歯の質や嗜好品などの生活習慣によって異なります。

特にオフィスホワイトニングは色戻りしやすいので、効果を持続させたい人は注意が必要です。

定期的にホワイトニングを受けると白さを維持できるので、色戻りが心配な方はメンテナンスについても歯科医師に相談しましょう。

まとめ

• オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって行われるホワイトニングのことである
• オフィスホワイトニングのメリットは、施術だけで良い・短期間で効果が得られるなどの4つ
• オフィスホワイトニングのデメリットは、色戻りが早い・費用がかかるなどの４つ
• オフィスホワイトニング後は、施術後の飲食制限やコーティング剤が配合された歯磨き粉の使用などの注意点を守ることで効果が発揮される

今回はホワイトニング方法の中から、オフィスホワイトニングについてお話ししました。

大事なイベント前に急ぎできれいにしたい場合は、オフィスホワイトニングがおすすめです。

どの方法にもメリット・デメリットがあるので、ホワイトニング方法を選ぶ際の参考になれば幸いです。