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口が臭い人は寝る前にあることをしていない?寝起きの口臭がない人もいる?

寝起きの口臭

寝起きの口臭。

ご自身で気になる方もいらっしゃるかと思いますが、気付かずに家族を不快な気分にさせてるかもしれません。

口臭の原因は様々ですが、当記事では口腔内の要因について詳しく解説していきたいと思います。

口臭でお悩みの方は、是非参考にされてみてください。

記事監修者

ひだまり歯科クリニック院長 飛田逹宏

【経歴】

  • 平成15年 大阪大学歯学部 卒業
  • 平成19年 大阪大学大学院歯学研究科卒業 歯学博士
  • 平成19~22年 大阪市内の歯科医院にて勤務
  • 平成22年6月 兵庫県芦屋市に、ひだまり歯科クリニック 開業

ひだまり歯科クリニックでは、来院された患者様に丁寧な説明を心掛け、納得頂いた上で治療を行い、患者様にも積極的に治療に望んでもらうとともに、患者様が満足してもらえる治療が提供できるよう、最善を尽くしております。

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寝起きの口臭の臭いのはなぜ?

口臭

寝起きの口臭は誰でも臭い?

朝起きたら口臭が気になる、ということはよくあることです。

これは、ドライマウスや歯垢の蓄積など、様々な要因で発生する可能性があります。

起床時の口臭を軽減させるためには、できるだけ清潔な口腔環境を保つことが大切です。

基本的なことですが、就寝前に歯磨きとフロスをすることが寝起きの口臭低減に繋がります。

また、殺菌効果のある洗口液を使うとより効果的でしょう。

寝ている時は唾液の分泌が減る

睡眠時、唾液の分泌量は減少します。

唾液には、食べ物を分解して消化を助ける働きや、口の中の異物を除去する働き、虫歯を予防する働きなど、さまざまな重要な働きがあります。

しかし、睡眠時は唾液の分泌量が低下するため、細菌が優勢となり、虫歯菌や歯周病菌が大幅に増加してしまい、必然的に口臭も悪化します。

口呼吸は口臭を悪化させる

口呼吸になる原因は様々ですが、口腔内の唾液が蒸発して乾燥しやすい状態となります。

必然的に、口腔内の最近が増殖し口臭が悪化します。

お酒を飲んだ次の日は口が臭い?

人間の体は、アルコールを分解するために身体中の水分を使います。

そのため、こまめな水分補給をしないと口の中の水分(唾液)もアルコール分解に使われることになり、口の中が乾きやすくなります。

脱水状態となることで、口臭が悪化しやすい環境となります。

口臭にはどんな種類がある?

口臭の種類

一口に口臭といってもさまざまな種類があり、その原因によって5種類に分けることができます。

口臭の原因と特徴を解説します。

誰にでもある口臭

誰にでもある口臭は生理的口臭と呼ばれ、寝起きや空腹時、緊張している時など唾液が減少すると発生します。

唾液の減少は生理現象のため、誰でもこれらのタイミングでは自然と口臭が強くなります。

生理的口臭の特徴(引用元:公益社団法人日本口腔外科学会 口腔内のトラブル

  1. 病的口臭ではないので常に周囲の人たちを不快にするわけでなく、時々不快にする事がある程度
  2. 極端に近づいた場合に感じる口臭周囲の人たちが不快感を感じる距離は、おおむね相手の顔からの距離は30cm以内である。(通常の会話距離では、わかりにくい。)
  3. 口臭は、あったりなかったりする。
  4. 身体のコンディション・ストレスに対する感受性の違い(個性)・会話条件・生活習慣になどによって、発生したり発生しなかったりする。
  5. 多くの場合は、病的口臭と異なり、本人も気が付かない事がある。口臭が気になり不安になると、より感じるようになる。

口の中が原因の口臭

病的口臭のうち90%以上は口の中に原因があるといわれており、口臭の原因となり得る口の中のトラブルには下記が挙げられます。

  • 歯周病
  • むし歯
  • プラーク(歯垢)
  • 舌の汚れ(舌苔)
  • プラスチックの詰め物や被せ物
  • 口腔がん

全身の病気が原因の口臭

口臭は口の中に原因があると思われがちですが、実は胃や腸など他の臓器が原因のことがあります。

糖尿病は歯周病とも関係があるため、全身が繋がっていると考えるべきです。

食事が原因の口臭

口臭は、食べ物を含むさまざまな要因によって引き起こされます。

タマネギやニンニクなどの特定の食品を食べると、臭いの分子がしばらく口の中に残るため、口臭の原因となることがあります。

また、特定の乳製品は、臭いの原因となるバクテリアの存在により、口臭を増加させる可能性があります。

しかし、食事が原因の口臭に関しては時間と共に消えてしまうため、特に治療の必要はありません。

ストレスが原因の口臭

ストレスによる口臭の症状は個人によって異なりますが、自覚症状として、口の渇き、口の中の苦味を感じた時は要注意です。

ストレスが多いと、唾液の分泌量が低下し、乾燥して細菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

寝起きの口臭を防ぐ対策

夜の歯磨きは念入りに

口腔衛生のためにできる最も重要なことの1つは、毎晩寝る前に丁寧に歯を磨くことです。

夜の歯磨きは、日中に落としきれなかった歯と歯の間や歯の表面に付着した歯垢や食べかすを除去します。

歯垢が溜まったままだと、唾液に含まれるミネラルと結合し歯石となり、歯周病の原因となります。

歯だけではなく舌磨きは必要?

定期的な舌磨きは、口腔衛生と爽やかな息を維持するのに効果的な場合があります。

口の中が不衛生な状態だと、下に舌苔と呼ばれる古い粘膜や細菌によって構成されたものが付着します。

これが口臭の原因となってしまうんです。舌磨きは、口臭予防に効果的な方法として注目されていますが、誤った方法で舌磨きすると、表面を傷つけてしまいます。

舌の表面が傷ついてしまうと、表面の粘膜が剥がれてしまうため乾燥しやすくなり

口臭の原因となる菌を増殖させることとなり逆効果となってしまいます。

正しい舌磨きのやり方は、以下の記事で解説しています。

 寝る前に水分補給する

体が脱水状態になってしまうと、口の中の唾液量も減り乾きやすい状態となってしまいます。

そうならないためにも、就寝前には十分な水分を補給しましょう。

 半年に一度は歯科検診に行く

口腔内をどんなに清潔にしていても、少なくとも年に2回、歯科検診を受けることが非常に重要です。

歯科検診は、健康な歯と歯ぐきを維持し、虫歯や歯周病といった将来の問題を早期に発見し、治療するために必要なものです。

さらに、定期的な歯科検診は、口腔癌の潜在的な危険因子を早期に発見し、症状の進行や重症化のリスクを軽減するのに役立ちます。

口腔衛生、食事の選択、予防措置に関して、歯科医師から適切なアドバイスを受けることができます。

定期的な歯科検診を受けることで、口臭予防はもちろんのこと将来起こりうる問題を早期に発見し、治療することができます。

まとめ

口臭予防について解説してきました。大事なのは

  • 普段から口腔内を清潔にする
  • 口呼吸をなくし唾液の量を一定に保つ
  • 半年に1度歯科検診を受ける

口臭予防は自分自身の健康を維持するためにも必要ですが、周りにも不快な思いをさせてしまうこととなります。

当院では、定期的なクリーニングを実施し、口臭予防にも努めています。

お口のことで気になることがあれば、是非お気軽にご相談ください。

参考:公益社団法人日本口腔外科学会 口腔内のトラブル
厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」

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