マウスウォッシュは使わないほうがいい？効果口臭や歯周病予防に役立つメリットを解説

マウスウォッシュは上手に使うと、歯周病や虫歯、口臭も予防してくれる頼もしいアイテムです。

一方、使い方を間違えると効果が半減することも。

この記事では、マウスウォッシュの効果や使い方など、歯科医院おすすめのマウスウォッシュなど詳しくお伝えしていきます。

マウスウォッシュを使わないほうがいいと言われている理由

マウスウォッシュを使わないほうがいいと言われている理由は、使用頻度や使い方に問題があるからです。

まず、過度の使用は避けましょう。なぜなら、自然な口内環境を乱し、唾液の分泌機能を弱める恐れがあります。

また、歯磨きせずにマウスウォッシュに頼ってしまうのもNGです。マウスウォッシュのみで歯垢を落とすことはできないため、口腔環境を悪化させる要因にもなります。

基本は、正しい歯磨きとフロスを使用することです。

マウスウォッシュの目的と効果とは？口臭や歯周病予防に役立つメリット

マウスウォッシュを使用する目的は、歯周病や虫歯、口臭を予防することです。

最初にお伝えしたいのは、マウスウォッシュは医薬品ではないため、虫歯や歯周病を治す効果はないということ。

では、マウスウォッシュには、どのような効果があるのでしょうか?

マウスウォッシュの効果は、主に5つあります。

マウスウォッシュは、主に口の中の細菌を減らし、歯周病や虫歯、口臭を予防するのが特徴。

ですが、マウスウォッシュはあくまでも歯磨きの際に補助的に使うものなので、口の中に汚れが残った状態では、効果も半減してしまいます。

マウスウォッシュの正しい使い方｜口内環境を改善するためのコツ

マウスウォッシュは、誤った使い方をしていると効果も半減してしまうため、正しく使いましょう。

マウスウォッシュの正しい使い方は、次の4つです。

歯垢・舌苔は最初に落としておく

マウスウォッシュを使う前に、口の中に残った歯垢や舌苔などの汚れは落としましょう。

マウスウォッシュは、口の中の菌を殺菌することを目的としています。

歯垢や舌苔は、細菌のかたまり。

口の中に歯垢や舌苔が残ったままマウスウォッシュを使っても、効果が半減してしまいます。

歯ブラシで落としたつもりでも、歯の間など細かいところに歯垢が残ることも。

歯間ブラシやフロスなども併用して、口の中をきれいにしてから使うと、マウスウォッシュの効果が感じられるでしょう。

舌苔は、舌の表面についた白い苔状の汚れのこと。

通常の歯ブラシでも落とせますが、強く擦ると舌の表面を傷つけてしまいます。

心配なら、舌専用のブラシで優しく落としましょう。

歯磨き後にしっかり口に含ませて使う

マウスウォッシュは、歯磨き後のきれいになった状態で15秒〜30秒ほど口に含んで使うことで効果を発揮します。

マウスウォッシュを使っても、すぐに吐き出してしまってはあまり殺菌効果がありません。

15秒〜30秒は口の中に含み、薬用成分が隅々まで行き渡るようにしましょう。

マウスウォッシュは歯磨き後に使うとお伝えしましたが、フッ素入りの歯磨き粉の場合はうがいをすることで、フッ素が薄まります。

虫歯予防を優先するなら、就寝前にマウスウォッシュを使用するのは控えるか、フッ素配合のマウスウォッシュを使用するようにしましょう。

使用後は飲食を控える

マウスウォッシュの効果を持続させるなら、使用直後30分間は飲食を控えましょう。

マウスウォッシュの効果は、長いもので12時間ほど持続します。

せっかくマウスウォッシュで殺菌したのに、すぐに飲食すると再度細菌が増えてしまうのです。

少なくとも30分間は飲食を控える方が良いでしょう。

マウスウォッシュ後に水でうがいするのも、効果が薄くなってしまうので必要ありません。

口の中にトラブルがある場合は使用を控える

マウスウォッシュの殺菌効果は、出血や炎症など、口の中のある傷に対して刺激となることがあります。

無理に使うと、口の中にトラブルを起こす場合も。

歯磨きをしたときの出血であれば心配いりませんが、強い炎症がある場合には使用を控えるようにしましょう。

マウスウォッシュを使用する際の注意点

マウスウォッシュを使用する際は、次の4点に注意しましょう。

歯磨きの代わりにはならない

マウスウォッシュに歯垢を落とす効果はないため、歯磨きの代わりにはなりません。

マウスウォッシュを使うと、口の中がさっぱりとした爽快感を感じますが、歯垢を落とせているわけではないので注意しましょう。

あくまでも補助的なアイテムですので、歯磨きが不十分であれば虫歯にも歯周病にもなってしまいます。

上手に併用して、虫歯や歯周病を予防したいですね。

虫歯や歯周病、その他のトラブルは治せない

最初にお伝えしたように、マウスウォッシュは医薬品ではないので、虫歯や歯周病などを治せません。

虫歯や歯周病などは自然に治ることはなく少しずつ進行するため、放置せず歯科医院を受診して治療しましょう。

頻繁に使いすぎない

マウスウォッシュは使いすぎると、口内環境を乱す原因になるので注意しましょう。

口の中には細菌がたくさん存在していて、その中でも一定数であれば害のない菌や必要な菌も存在します。

マウスウォッシュを頻繁に使いすぎると、口の中に必要な菌も殺菌してしまうのです。

口の中の細菌バランスが崩れると、本来なら悪さをしない細菌が増殖し、口腔カンジダなどを起こすこともあります。

マウスウォッシュを使う際は、1日1〜3回くらいにしましょう。

子どもが使う場合には対象年齢注意

子どもの口の中は大人よりも敏感なので、マウスウォッシュを使う場合は商品の対象年齢をチェックしましょう。

マウスウォッシュの刺激は強く、子どもの柔らかい粘膜に痛みや粘膜異常を起こすことがあります。

また、アルコール成分の含まれる商品も多いため、アレルギーなどにも注意が必要です。

使わせたい場合は子ども専用の商品を使うなどの工夫をしましょう。

マウスウォッシュは補助的なアイテムなので、子どもに無理に使わせる必要はありません。

マウスウォッシュの種類と選び方

市販のマウスウォッシュには、薬用成分を含まない「化粧品」と、薬用成分を含まない「医薬部外品」の2種類があります。

口の中の気になる症状に合わせて選択しましょう。

商品の裏側に「化粧品」か「医薬部外品」か表示されていますので、チェックしてみてくださいね。

また、ドラッグストアではマウスウォッシュと同じ棚に「デンタルリンス(液体歯磨き)」も陳列されています。

デンタルリンスは、歯磨き粉の代わりに使うものなので、間違えないように注意しましょう。

マウスウォッシュの選び方を3つの目的別にお伝えします。

口臭予防

口臭予防を目的とするマウスウォッシュは、アルコールや香料を多く使っています。

分類としては、「化粧品」のものでも良いでしょう。

ただし、薬用成分が含まれないため、口臭を抑える効果は10〜15分程度しか持続しません。

気分転換に使いたいなどの目的であれば、このようなタイプでも爽快感が得られます。

虫歯予防

虫歯予防を目的とするなら、歯垢分解効果のある「デキストラナーゼ」やフッ素が含まれるマウスウォッシュがおすすめです。

薬用効果が含まれるため「医薬部外品」の商品となり、虫歯の治療経験が多い場合などに使うと効果的です。

歯周病予防

歯周病予防を目的とするマウスウォッシュには、殺菌効果や抗炎症作用、出血予防効果のある成分が含まれるものがおすすめです。

代表的な成分には、塩化セチルピリジニウム(CPC)、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)、トラネキサム酸(TXA)などがあります。

「医薬部外品」のマウスウォッシュで、歯周病菌の増殖を防ぎます。

特に唾液の分泌量が減り細菌が繁殖しやすい就寝前の歯磨き後に使うと、効果的です。

ひだまり歯科クリニックおすすめのマウスウォッシュ

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まとめ

ドラッグストアでもよく見かけるマウスウォッシュ。

使うと口の中がさっぱりして爽快感が得られますが、あくまでも補助的なアイテムであることがわかりましたね。

まず大事なのは歯磨きですので、上手に活用して、口の中をきれいに保ちましょう。