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市販品で歯を白くすることはできる?ホワイトニング歯磨き粉の選び方も解説

市販品で歯を白くする

笑顔の素敵な人の歯は綺麗ですよね!第一印象の55%は視覚情報といわれています。

白い歯がキラッと輝く、素晴らしい笑顔になるために、おうちでもできるセルフケア(ホワイトニング歯磨き粉など)について解説していきます。

記事監修者

ひだまり歯科クリニック院長 飛田逹宏

【経歴】

  • 平成15年 大阪大学歯学部 卒業
  • 平成19年 大阪大学大学院歯学研究科卒業 歯学博士
  • 平成19~22年 大阪市内の歯科医院にて勤務
  • 平成22年6月 兵庫県芦屋市に、ひだまり歯科クリニック 開業

ひだまり歯科クリニックでは、来院された患者様に丁寧な説明を心掛け、納得頂いた上で治療を行い、患者様にも積極的に治療に望んでもらうとともに、患者様が満足してもらえる治療が提供できるよう、最善を尽くしております。

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市販のホワイトニング歯磨き粉の効果

ドラッグストアなどで販売されている歯磨き粉のパッケージには、『歯を白くする』という文言が書かれたものが多くあります。

これらは本当に白くなるのでしょうか?

そもそも歯科医院でのホワイトニングは、過酸化水素(H202)を歯に塗布して、光を当てて化学反応で、漂白作用を起こしています。

他にも様々な薬剤がありますが、この過酸化水素水はメジャーな薬剤です。

しかし市販の歯磨き粉の中に、歯科医院と同じだけの濃度の過酸化水素を配合することは禁止されています。

市販の歯磨き粉では漂白つまり、歯の色を白くすることは出来ないのです。

現在市販されている歯磨き粉のホワイトニング有効成分として配合されている成分としては、汚れを除去し、歯をコーティングしてくれる分割ポリリン酸ナトリウムや、歯についた細かい表面の傷を埋めて汚れを付きづらくしてくれるハイドロキシアパタイトなどがあります。

つまり市販のホワイトニング歯磨き粉は、現在歯についている表面の汚れを落として、くすみをとり、更にコーティングして今後汚れを付きづらくしてくれる効果があるのです。

何故歯は黄ばんでしまうのか?

エナメル質の厚さ

歯の色については、歯の構造が関連しています。歯はざっくり分かりやすく分けると三層になっています。

外から『エナメル質』『象牙質』『歯髄(しずい)』です。

エナメル質は半透明です。象牙質は乳白色〜黄色の色をしています。この象牙質の色がエナメル質から透けて見えているのです。象牙質の色は髪と同じく個人差があるので、人によって歯の色が異なってきます。生まれつき白っぽい人は歯が白く見えますし、黄色っぽいひとは、歯が黄ばんで見えてしまいます。

また、エナメル質の厚さも個人差がありますから、乱反射の影響で色の見え方に変化があります。

加齢

加齢などにより、エナメル質が薄くなると象牙質の色がよりみえやすくなり、同時に加齢により象牙質はどんどん黄みを帯びるので、段々と黄ばみが強くなっていくように感じる方もいらっしゃいます。

食品など

また、単にステインなどの表面についた汚れによって黄ばんで見える場合も多くあります。

コーヒーや紅茶、赤ワイン、タバコのヤニなどはみなさん、ステインが付きやすいものとしてよくご存知かと思います。

このステインを落とすだけでも印象がグッと変わります。

関連記事:茶渋で歯の黄ばみを簡単に落とす方法

市販のホワイトニング歯磨き粉をえらぶポイント

これまでお話ししてきましたが、市販のホワイトニング歯磨き粉を購入するときは、それに含まれている成分をチェックしましょう!

分割ポリリン酸ナトリウム、ハイドロキシアパタイト、ポリエチレングリコールなどです。

そして、研磨剤が無配合か、低研磨性のものがおすすめです。研磨剤が入っていると綺麗になるという印象があるかもしれませんが、研磨剤はエナメル質を傷つけてしまい、歯や歯茎にまでダメージを与えてしまいます。

頑固についたステインの除去にはある程度効果的な一面もありますが、その先は歯科医院でのクリーニングもご検討くださいね。

無理やり力一杯磨いてしまうと、歯が削れてしまいますので、注意しましょう。

また、ホワイトニング歯磨き粉に限らず、歯磨き粉は低発泡、発泡剤不使用のものがオススメです!泡あわになると、本当はブラッシングが不充分な短い時間で『磨けた感じ』になってしまいます。これでは汚れも取れませんし、何よりブラッシング不足による虫歯のリスクが上がってしまいます!成分としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどがあります。

ホワイトニング有効成分と合わせてチェックしてみてくださいね。

入っているとよいホワイトニング成分

  • 分割ポリリン酸ナトリウム
  • ハイドロキシアパタイト
  • ポリエチレングリコール など

入っていない方がよい成分

  • 研磨剤
  • 発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム等)

  など

是非参考にしてください。

歯を白くしたいなら、歯科医院でのホワイトニング

市販のホワイトニング歯磨き粉には、漂白作用がないので、歯の色そのものを白くしたいのであれば、歯科医院でホワイトニングの施術を受けましょう。

歯科医院でのホワイトニングは、歯に過酸化水素を塗布して光を照射することにより、化学反応を起こし、エナメル質と象牙質の色素を分解します。同時に、エナメル質の表面の構造を変化させ、光が乱反射するようにします。そうすることにより、象牙質の色が透けづらくマスキングされます。

歯科医院での使用しか許可されていない濃度の過酸化水素でないと、漂白作用を起こすことはできません。ホームホワイトニングは、患者様が自ら薬剤を塗布するので、過酸化水素よりも刺激の弱い、過酸化尿素が主に使われています。これは、薬機法でも定められたことなので、ホワイトニングサロンでは、より安全性の高いポリリン酸などが使われており、これらは市販のホワイトニング歯磨き粉にも使われていましたね。

歯を白くしたいとお思いなら、歯科医院でないと難しいというのはこのような理由からなのです。

まとめ

いかがでしたか?

  • 市販のホワイトニング歯磨き粉を選ぶなら、成分をチェックして、有効成分が配合されているものを選ぶ
  • 歯が黄ばむのはステインなどの汚れの他に、歯の構造と元々の色素が影響している
  • 歯の色を白くするなら、濃い濃度の薬品を使える歯科医院でホワイトニングをする

歯科医院で歯を白くして、市販のホワイトニング歯磨き粉でお手入れすると、歯の白さをキープ出来ますね。

ホワイトニングの効果は、一回で驚くほど白くなる方や、2-3回かけて塗布すると良い方など個人差があります。ひだまり歯科クリニックでは、患者様に合わせたプランでご提案いたします。お試し1回からも可能です。是非お気軽にお声掛けください。

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