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虫歯で歯茎が腫れてしまう原因|適切な応急処置と治療法

虫歯による歯茎の腫れ

歯茎が腫れるというと、最初に思い浮かぶ原因は歯周病ではないでしょうか。

歯周病以外に、虫歯が原因で歯茎が腫れる場合があります。

その多くは、虫歯が進行し根の先に炎症を起こすことが原因です。

この記事では、虫歯で歯茎が腫れる原因や治療法などをお伝えしていきます。

目次

虫歯で歯茎が腫れる原因

虫歯で歯茎が腫れる原因

虫歯で歯茎が腫れる原因は、根の先に起こる炎症です。

虫歯は歯の表層であるエナメル質を溶かし、少しずつ進行します。

進行した虫歯は、深くなると歯髄(歯の中の神経)まで達することも。

虫歯が歯髄まで達すると細菌が繁殖し炎症を起こすため、根の先に膿が溜まります。

その溜まった膿こそが、歯茎の腫れる原因となるのです。

虫歯で歯茎が腫れた場合の対処法

歯茎が腫れた際の応急処置

虫歯で歯茎が腫れた場合は、炎症を起こし、触ると痛みを感じる状態なので、早急に歯科医院を受診し根管治療(根の中の消毒治療)を受けましょう。

すぐに受診できないときや、痛みが辛いときは、次に紹介する応急処置をして下さい。

応急処置

自宅でできる応急処置には、次の4つがあります。

  • 腫れているところを冷やす
  • 痛み止めを服用する
  • 口腔内を清潔にする
  • 腫れているところへの刺激を避ける

腫れているところが熱を持っている場合、患部を冷やすと症状が和らぐことがあります。

保冷剤などで頬の外側から冷やしますが、直接当てるのではなくタオルなどの上から冷やしましょう。

痛みが強く、辛いときは痛み止めを服用しても大丈夫です。

処方された薬でも、市販薬でも構いませんが、容量・用法には十分に注意しましょう。

虫歯が原因で腫れている場合、口腔内が不衛生だと症状が悪化することがあります。

歯磨きは丁寧に行い、必要があればフロスや歯間ブラシも併用しましょう。

マウスウォッシュは口腔内を殺菌する効果がありますが、アルコールが含まれるものは刺激となり、症状が悪化することがあります。

使用するならば、ノンアルコールのマウスウォッシュを使いましょう。

歯磨きの際に、硬い毛の歯ブラシは刺激が強くなるため、普通~やわらかめの歯ブラシを使うと安心です。

治療法

虫歯が歯髄に達し歯茎が腫れた場合の治療法は、炎症の程度にもよりますが、内服薬で症状を抑えてから、根管治療を行います。

根管治療とは、虫歯が歯髄まで達した場合に歯を残すために行う治療法です。

具体的には、細菌に侵食された根管内の神経や血管を除去し、根管内を消毒・無菌化する治療を行います。

無菌状態になったあとは薬剤を根管内に充填し、菌の増殖や新たな菌の侵入を防ぎます。

根管治療が終わると被せ物を入れ、再度噛み合わせを戻すことが可能です。

虫歯以外で歯茎が腫れてしまうこともある

歯周病で歯茎が腫れた

虫歯以外に歯茎が腫れてしまうケースには、歯周炎・歯肉炎、智歯周囲炎など4つの原因が考えられます。

どのケースでも、体調などの変化で腫れたり落ち着いたりしますが、根本的な原因は治っていません。

落ち着いてもそのまま放置せず、早めに歯科医院を受診し治療を受けましょう。

歯周炎・歯肉炎

歯周病・歯肉炎は歯茎が腫れる主な原因の1つです。

歯周炎は歯を支える顎の骨が吸収されて起こる歯茎の病気を指し、歯肉炎は軽度の歯周病のことで、顎の骨の吸収はほとんど起こりません。

歯と歯茎の境目が腫れる、歯磨き時に出血する、歯が揺れるなどが主な症状です。

歯周炎も歯肉炎も、歯と歯茎の境目に歯垢や歯石が溜まることで炎症を起こすため、歯茎が腫れたときは、内服薬で症状を抑えてから歯石除去などの歯周病治療を行います。

歯周炎は進行するほど歯茎の腫れは強くなり、重度の歯周病では抜歯が必要になる場合も。

初期から中等度の歯周炎では無症状であることがほとんどですので、定期的にメンテナンスを受けておくと安心です。

智歯周囲炎

親知らずの周りの歯茎が炎症を起こし、腫れることを智歯周囲炎と呼びます。

親知らずが斜めに生えていたり、完全に生えていなかったりすることが多いため、歯磨きが不十分になりやすく、歯垢や歯石が溜まることで細菌が繁殖し、歯茎が腫れます。

症状が出たときは局所の洗浄と消毒を行い、抗生剤などの内服薬を飲むことが多いです。

症状を繰り返す場合には、親知らずを抜歯することも検討しましょう。

歯根破折

歯根破折は歯の根が折れることを言い、折れた歯の根が感染源となり歯茎が腫れます。

歯の根が折れるとその他の症状として、歯が揺れる、咬むと痛むなどの症状も伴うことが特徴です。

折れた歯の根は治ることはないため、折れた場所や程度によっては抜歯が必要です。

そのまま放置しておくと前後の歯にも影響を与えるため、早めに治療を受けましょう。

腫瘍

歯茎や顎の腫瘍(口腔がん)が原因で歯茎が腫れることもあります。

口腔がんは自分で判断することは難しいため、口腔外科などで検査し診断します。

歯茎や顔が腫れたときは様子を見るのではなく、早めに受診しましょう。

歯茎の腫れを放置するリスク

虫歯を放置するとどうなる

歯茎の腫れを放置すると次の4つのリスクが高まります。

  • 口臭が強くなる
  • 痛みが激しくなる
  • 抜歯が必要になる
  • 病気を引き起こす可能性がある

虫歯による歯茎の腫れの場合、治療を受けずに放置すると、根の先に溜まった膿の臭いだけでなく虫歯で空いた穴にも汚れが溜まるため、口臭が強くなります。

また、放置すると根の先の炎症が急性化し、激しい痛みとなります。

炎症が強くなると、内服薬が効かなくなるため、抗生剤の点滴を受けるケースも少なくありません。

虫歯が進み歯の質が崩壊すれば、根管治療も受けられず抜歯になることも。

虫歯菌が血液中に入り、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

まとめ

  • 虫歯で歯茎が腫れる原因は根の先に起こる炎症である
  • 虫歯で歯茎が腫れたときの対処法は、患部を冷やす、痛み止めを飲むなど4つあり、歯科医院での治療法には根管治療がある
  • 虫歯以外に歯茎が腫れる原因には、歯周炎・歯肉炎、智歯周囲炎など4つがある
  • 歯茎の腫れを放置するリスクは、口臭が強くなる、痛みが激しくなる、抜歯が必要になる、他の病気を引き起こすことがあるの4つである

虫歯は軽度のものでも、自然に治ることはありません。

歯茎が腫れるほどの虫歯であれば、痛みを伴うケースがほとんどです。

腫れが落ち着いたからといって放置せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

記事監修者

ひだまり歯科クリニック院長 飛田逹宏

【経歴】

  • 平成15年 大阪大学歯学部 卒業
  • 平成19年 大阪大学大学院歯学研究科卒業 歯学博士
  • 平成19~22年 大阪市内の歯科医院にて勤務
  • 平成22年6月 ひだまり歯科クリニック 開業

ひだまり歯科クリニックでは、来院された患者様に丁寧な説明を心掛け、納得頂いた上で治療を行い、
患者様にも積極的に治療に望んでもらうとともに、患者様が満足してもらえる治療が提供できるよう、最善を尽くしております。

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